2011年11月14日月曜日

Furruco

http://parrandavenezuela.blogspot.com/2007/05/what-is-furruco.html



Furrucoとは?

Sandra (percussion), Enrique (FURRUCO) and Pucho (tambora)


Sofia と Mariana は Parranda Venezuela の furruqueras もしくは furruco 演奏家です。次に来る機会があれば彼らに注目してみてください。彼らはたとえお互いの部屋を横切っていても、演奏するときには目配せをしてぴったりとお互いのコミュニケーションを図ります。

通常彼らはすべての曲を演奏するので、腕に非常に負担がかかり、しばしば手に水ぶくれを作ったりします。それだけでなく、他のみんなが休憩するときも彼らは楽器をガードしないといけません。というのも、皆 furruco について知りたがり、触りたがるからです。ただ手で棒をこするだけだと思われていますが、実際には棒は繊細に扱わないといけないのです。棒は折れやすく、正しく演奏されないと furro の皮に刺さったりします。


furruco はベネスエラの民族楽器です。一般的にはフリクションドラムとして説明されます。この楽器は魅惑的な起源を持っていて、世界中にそのバリエーションが存在しています。これらの全ては儀式的なもの(ほぼ音楽としての)が起源となっています。

Grove の辞書にはフリクションドラムの魅力は「その音のキャラクターはこの世のものではない」とそれは轟音だったとして記述されています。その理由は、マヤ文化の中でジャガーに関連付けられており、サハラ以南のアフリカの文化ではライオンやヒョウに関連付けられていました。アフリカでのフリクションドラムのバリエーションは、コンゴ(dingwinti)のバンツー人(ngoma)や Zulu (ingungu)の間で知られています。フリクションドラムはまた、スペイン(zambomba)、ポルトガル(sarronca)、フランス(toulouhou)、トルコ(kaplan kabagi)、ギリシャ(mourgrinára)とイタリア(PU- TI- PU)のような様々なヨーロッパの楽器にも発展しました。


ヨーロッパでフリクションドラムは特にクリスマスの休暇の間に使われます。それはなぜベネスエラの furruco はいわゆるクリスマス休暇固有のガイタや Aguinaldos (音楽の種類)に使われているかを説明することができます。




新しいGroveの楽器の辞書(1984)によると、フリクションドラムは「摩擦による直接、または間接的な膜鳴楽器」とあります。素晴らしい文化人類学者John A. Donahueの記事によると
http://www.mayavase.com/frictiondrum.html
「太鼓の本体は、底を抜かれた陶器製のバケツで構成されています。皮を上下に貫いた棒=革の"バチ"によって、太鼓の皮は湿らせた、または松脂を塗った手によって直接こすられます。間接的な太鼓の皮は棒の摩擦によって振動します。
とあります。